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河合楽器の電子ピアノCA67/CA97試奏レビュー



今年の2月21日に河合楽器から最新の電子ピアノが発売されました。発売されて1ケ月経ちましたが地域によっては、またはカラーによっては購入してから5月まで手に入らないとかもある様でなかなか話題の機種となっています。
私もとても楽しみにしていたのですが、近くの楽器店になかなかデモ機が入荷せず待ちくたびれていましたが先日ようやく「CA67」が展示されていたので5時間ほど試奏してきました。
演奏してみた感想をメーカーのカタログ情報と併せてレビューしてみようと思います。
私もそこまで電子ピアノに詳しくはないので間違っている情報があるかもしれません。ご了承下さい。


なお今回試奏した「CA67」の上位機種に「CA97」という機種もありますが、基本的には響板スピーカーの有無と音色数の違いだけになりますので「CA67」=「CA97」という事になります。
プロフィール欄にも書かせて頂いておりますが、私が使っている電子ピアノは「CA93」という機種です。
この記事では「CA93」と「CA97」で比較して表記しますが、「CA67」で読み替えて頂いても全く問題ないかと思います。


2009年発売「CA63/93」→2012年発売「CA65/95」→2015年発売「CA67/97」とバージョンアップしてきています。
電子ピアノは機械物になりますので日進月歩の世界。1世代飛ばせば新機能もたくさんありますし、改良された点もたくさんあります。
良いなと思った機能を5段評価で書いてみます。
お薦め度1~5:★☆☆☆☆~★★★★★
完全に個人的主観ですのであまりあてにならないと思いますが・・・




■鍵盤が新開発のものに(お薦め度5:★★★★★)
CA93にもハンマーアクションは搭載されていましたが、CA93→CA95→CA97で鍵盤の長さが延長されて支点位置も奥に移動。グランドピアノ並みの支点距離を実現し鍵盤の先端、奥のどこで弾いてもタッチの重さや感覚の差が少なくなっています。特に黒鍵を多用する曲での白鍵部の奥を弾かざるを得ない場面でもタッチが向上していると感じました。だからと言って常に奥で弾く癖を付けない方が良いとは思いますが・・・和音を最大音量で出したい時は極力鍵盤の手前側で弾いた方が良いのは変りませんね。
鍵盤を強打してから離した後の振動も少なくなっており、オクターブ連打、和音連打、同音連打性能が上がっていると感じます。指を3,2,1と変えて弾く時も、3の指だけで連打する時も弾き易いです。
CA93と比べて和音をフォルテで叩く時に鍵盤が少し重くなったかな?と感じましたが、入荷したての新品だからかもしれませんし、底打ち感が殆どないのでこれで指を痛めたりする事はないと思います。このままでも気にするレベルではありませんでした。

また、今回ようやく黒鍵キーも木製になりました。
今まではカタログで木製鍵盤!と言いつつ実は黒鍵は下地だけ木製でキーの部分は木製ではありませんでしたので、いよいよオール木製鍵盤になったと言えるのではないでしょうか。
黒鍵が木製になる事によって・・・・・実はあまり大きな違いを感じませんでしたが僅かに黒鍵のタッチがしっかりしたかな?というのと、何となく木製っていうと気分が良いですね。
それから従来は白鍵のみに「象牙調白鍵(アイボリータッチ)」が搭載されており黒鍵はツルツルでしたが、今回は黒鍵にも「黒檀調黒鍵(エボニータッチ)」が採用され、高級感溢れるだけでなく吸湿性、乾燥性に優れた材質となり、汗や水分でもツルッと滑りにくくなっています。CA93と弾き比べてみると黒鍵がしっかり抑えられる感じがしました。
また黒鍵の角が丸くなり半音階などが弾き易くなりました。黒鍵を踏み外した時も痛くないです。




■鍵盤が3レベルセンサーに(お薦め度3:★★★☆☆)
CA93→CA95の時に既に搭載されていた機能ですが、3つのセンサーが順番に打鍵を感知し、打鍵の検出から発音までの時間を、打鍵の速さに応じてきめ細かく変化させています。
スピードの早いトリルやレガート演奏でも音量をコントロールし易くなっています。
実際に弾いてみると、トリルしながらメロディーをたたく時に音をコントロールし易くなっています。
あと鍵盤を一番奥まで押せなかった時、つまり弾き損じた時に、生ピアノだったらハンマーが当たって少しは音が出ていたかもしれないのに、CA93だとかすりもせず無音という事故がCA97では減っているかもしれません。そこまでたくさん試した訳ではありませんが。




■音色が新開発のものに(お薦め度5:★★★★★)
CA93、CA95ともに88鍵全ての音を弱音~強音まで細かくサンプリングしたフルコンサートグランドピアノ「EX」が搭載されていましたが、今回CA97において新たににコンサートグランドピアノ「SK-EX」と中型グランドピアノ「SK-5」が収録されました。ご存じかもしれませんがSKというのはShigeru Kawaiの頭文字です。河合滋さん、1955に社長就任以来、亡くなる2006年までの約50年間、ピアノを愛し、自らの名前を冠したグランドピアノを世に送り出した方です。



sk-5 chamber grand
・Length: 6’ 7” (200 cm)
・Width: 5’ 1” (153 cm)
・Weight: 774 lbs. (351 kg)
・Finish: Polished Ebony
sk-5.jpg



sk-ex concert grand
・Length: 9’ 1” (278 cm)
・Width: 5’ 3” (158 cm)
・Weight: 1111 lbs. (504 kg)
・Finish: Polished Ebony
sk-ex.jpg





「SK-5」は奥行わずか2mほどの小さくて見た目も丸っこくて可愛らしいグランドピアノです。
良くも悪くも河合楽器らしい軽くてまろやかなポロンポロンとした音ですね。
河合好きにとっては「これこそ河合!」
河合嫌いにとっては「これだから河合は・・・」
個人的にはとても柔らかくて落ち着く音だと感じました。ポップスや伴奏曲にも良いかもしれませんね。
ただしパワーがないというか、特に高音部の響きや伸びがイマイチ足りないのでクラシックの低音域から高音域までフル活用するような曲は厳しいかもしれません。

「SK-EX」は河合を代表するフルコンサートグランドピアノです。
うるさ過ぎず、弱すぎず、低音のトレモロはパワーがあり、高音も低音にかき消されないしっかりした音でした。

最終的な感想としては「SK-EX」音色さえあれば他はいらないという位にバランスの良い安定した音でした。優しく弾いた時の軟らかい音、強打した時の重たい音がしっかり弾き分けられ、スタッカートも鋭く切る事が出来ました。もっとガンガン音を出したい時だけ「EX」、ポップスとか抒情歌で時々「SK-5」で遊ぶくらいで良いんじゃないかなと思います。




■ペダルが新開発のものに(お薦め度2:★★☆☆☆)
より広がりのある美しい響きになったらしいですが、靴を履いたままだったせいか違いがよく分かりませんでした。パワーアップしたと書いてあるのでそうなのでしょう。
CA97はCA93と比べると僅かにペダルの位置が奥に移動した感じがしました。電子ピアノはコンパクトなので仕方ない事ですがCA93はペダルが前にありすぎてグランドピアノで弾く時に感覚が狂ってしまう感じがします。その点を少しでも改善しようとしたのかもしれませんね。ただCA97もグランドピアノと比べれば大分前方にありますのでペダル感覚の狂いはある程度生じてしまうと思います。
ただペダル感覚はグランドピアノ同士でも機種が違えば全然違いますので、そういう意味では弾くピアノに合わせてその時、その都度演奏を合わせていけば良いんじゃないかと思います。




■最大同時発音数が192⇒256に(お薦め度2:★★☆☆☆)
そこまで重要ではないですが、一部マニアックな使い方をする場合には意味があるかもしれません。
一応192音というのはステレオで左右合わせて192音なので、実際には÷2をして96音まで同時に鳴らせますよ、というのが128音にパワーアップしたという事になります。しかし、そもそも96音を同時に出すケースだってソロ演奏ではまず無い事なので、128音になってもあまり関係ないと思います。
メモリ機能を使って一人で3人用、4人用連弾、ペダルもガンガン踏みまくってとかならあり得なくはないかも?
まぁもっと色々な遊び方の可能性が広がりましたよって事なんでしょうね。




■音色を細かく調整が可能に(お薦め度4:★★★★☆)
従来のリバーブやエコライザに加えて、かなり細かい音色調整が可能になりました。特にキャビネットレゾナンス(88鍵全体での共鳴演算)や開放弦レゾナンス(ダンパーペダル踏みっぱなし時)の音色調整によって、より細かく音色設定できるようになりました。他にもダンパーノイズ、キーアクションノイズ、大屋根の開閉など、興味深い設定も追加されました。ハーフペダルのポイント設定なども出来るようで、ガンガン響かせたい人、控えめに響かせたい人など、本気でカスタマイズすればその人だけのオリジナル電子ピアノが出来上がりですね。




■デザインの変更(お薦め度4:★★★★☆)
「KAWAI」のロゴがしっかりと金型で埋め込まれて美しい。私の使っているCA93はなんか表面にプリントしたような感じで、爪でこすれば「KAWAI」の文字が消えてしまいそうな感じがします。

それからヘッドホン端子が前方に移動しました。「CA93」は抜き差しする時に鍵盤の下を覗きこんで腕を置くまで突っ込まないといけないのですが、「CA97」の位置なら気軽に抜き差しが出来そうです。また従来は標準プラグ×2だったのですが今回は標準プラグ×1、ステレオミニプラグ×1となりました。これを良いと感じるか悪いと感じるかは人それぞれですが、個人的には標準プラグのヘッドホンが壊れた時に、緊急回避として普通のイヤホンとかがそのまま使えるのは良いんじゃないかなと思います。まぁ変換プラグ持っていればどっちでも変わりないんですけどね。




■ヘッドホンアンプ搭載(お薦め度5:★★★★★)
ヘッドホンアンプIC「Texas Instruments社製TPA6120」を搭載。非常に立体感のあるサウンドで思わずヘッドホンじゃなくて本体から音が出ているんじゃないか?とヘッドホンを外して確認してしまった程です。またヘッドホンのタイプを指定して最適な音を選ぶ事が出来ます。オープン、セミオープン、クローズの他にインナーイヤー、カナルの設定もある事からステレオミニジャックによる普通のイヤホン接続も想定されている事が分かりますね。
電子ピアノを買う人の多くは音が出せないマンションや夜中に弾くことも多いから購入するものなので、このヘッドホンアンプ搭載は極めて重要な追加要素と言えます。
スペイシャルヘッドホンサウンドの機能は試していませんが面白そうだなと感じました。(スペシャルではなくスペイシャルです、念のため)
・フォワード 前方への定位を強調した立体感が得られます。
・ノーマル 全方向バランスのとれた立体感が得られます。
・ワイド 左右の広がりを強調した立体感が得られます。
高性能ヘッドホンを使わないと実感する事は難しいと思いますが、どういう風に変化するんでしょうね~。




■コンサートチューナーをipadアプリで、わかりやすく直感的に操作できるようになりました。(お薦め度2:★★☆☆☆)
ipadと電子ピアノを接続して、ipadアプリから音色設定が出来る様になりました。
ipadを持って入れば使ってみたい機能ですね。まぁ私は使わないかな・・・ipad持ってないしね。




■6種の教則本にショパンワルツ全曲集を追加した新レッスン機能(お薦め度1:★☆☆☆☆)
私は使わないです。使う人もいるかも。でもなんでショパンワルツ・・・・




■残念だった所
1.光デジタル端子やHDMI(ARC)が搭載されればテレビを繋いだりして、135Wのスピーカーと響板スピーカーをフル活用できたのになぁ~とちょっとガッカリ。個人的にはパソコンもテレビもCDプレーヤーも、全ての機器の音を電子ピアノから出したいです。32インチ程度のテレビなんてせいぜい10W~20W位のスピーカーしか付いていないし、CDプレーヤーもしょぼいし、パソコンのスピーカーだって30Wくらい。

2.録音の音数が従来の最大90,000音までというのがパワーアップされていない点。90,000音というのがどれくらいかピンとこない方も多いと思いますが、例えばバッハの音数の多いフーガなどを10分演奏すると約20,000音あります(もちろん曲やアレンジによって違いますが)。例えばパッサカリアとフーガ ハ短調を全部弾くと40,000音。更に音数の多い交響曲のピアノアレンジ版を弾けば1楽章で20,000~40,000音です。場合によっては全楽章が収まらないのです。分けて弾けば良いじゃんっていう意見も当然ありますが、デジタルの進歩が著しい中でこのメモリが全く強化されなかったのは少し残念です。

3.付属の椅子がとにかくしょぼい。相変わらず重くて硬く座り心地の悪い、そして体重が傾くときしむゴミのような椅子(当たり外れありか?)。ピアノはどんどん良くなっているのに椅子はなんでこうもしょぼいのか。
ネットレビューでもピアノ到着時に椅子は持って帰ってもらったという受取拒否する人が現れるほど。CA93を購入した時もわずか1週間で使用中止、その後全く使わずに半年で粗大ゴミ行きという記憶が蘇ってきました。




結論として、今回発売された「CA97」は電子機器としての華々しい新機能はありませんでしたが、細かい部分で重要な補強がされており楽器としての完成度がとても高いと感じました。他メーカーと比べても同価格帯の電子ピアノの中ではずば抜けてタッチが良いと思います。
私も購入してまだ4年経っていない「CA93」を処分して「CA97」を買うか真剣に悩みましたが、30万円の買い替えはお財布が厳しいのでもう少し検討しようと思います。
もう一つ、負け惜しみ的な言い方ですが、黒鍵が弾き易すぎる「CA97」で慣れてしまうとグランドピアノすら弾きにくく感じてしまったりするんじゃないのか?と考えると、あえて弾きにくい「CA93」で練習しておいた方が良い事もあったりするかな、なんて考えて買い替えを自制しようと頑張っています。いや、本当に30万円はちょっと厳しいんですよ・・・お金がばらまくほど持っているなら迷わず買い替えてるんですけどね・・・
休日はガンガン音を出したい人間なので買うならやはりCA67ではなくCA97なんですよね。


余談ですが、ヤマハの電子ピアノ「CLP-585B」もかなり良い感じでした。
2種類のグランドピアノを河合と同じように88鍵全て細かくサンプリングされているのですが、コンサートグランドピアノ「CFX」はまるでスタインウェイのような力強い響きでした。高音から低音までしっかり音が出るし、恐らく河合よりも万人受けする音色ではないかと感じます。
またもう一つ、ベーゼンドルファー社の「インペリアル」も収録。しっかり響く軟らかい高音域、しっかり出る軟らかい低音域が魅力的でした。
軟らかい音で勝負するなら河合の「SK-5」よりもヤマハの「インペリアル」が断然勝っています。
と、ここまで散々持ち上げておいて最後に叩き落とすのも何ですが、電子ピアノのタッチは河合の方が上です。ヤマハは底まで弾き切った時に「ん、電子っぽいな」と感じる事がありました。


そういえば、歴史あるベーゼンドルファー社はヤマハさんに買収されちゃったんでしたね。電子ピアノの音源なんかに収録されちゃうのはベーゼンドルファーとしては不本意かもしれませんけど、でも変な会社に買収されちゃうよりはずっと良かったんじゃないでしょうか。買収されてそのまま名前を消されてしまう楽器メーカーの何と多いことか。ヤマハさんはベーゼンドルファーの名前を残す気まんまんの様ですからね。


最後にCA93の後継機種であるCA95とCA97の大きな変更点を書いておきます。
CA93からの変更点とそこまで変わりありませんがご参考までにどうぞ。


CA95 → CA97の変更点
----------------------------
・ハンマー改良でff時重たくなった
・カウンターウェイト搭載鍵盤:一部→88鍵全部
・カウンターウェイトの段階:なし→アリ
・本体の剛性が上がってタッチがカッチリに
・黒鍵が木製になった
・黒鍵表面:黒檀調なし→アリになり滑りにくくなった
・黒鍵吸水性:なし→アリ
・黒鍵の角が丸くなって弾きやすく
・グランドピアノ音:1個(EX)→3個(EX/SK-EX/SK-5)、アップライトピアノ音もあり。
・コンサートチューナー:開放弦レゾナンス追加
・コンサートチューナー:キャビネットレゾナンス追加
・コンサートチューナー:ボイシングにユーザー追加(鍵盤を指定して調整可能)
・コンサートチューナー:88鍵ボリュームにプリセット追加
・コンサートチューナー:おまかせ設定追加
・ヘッドホンアンプ:高音質ヘッドホンアンプ採用された。(TI社製:TPA6120)
・ヘッドホン拡がり効果追加(SHS)
・接続するヘッドホンの種類に合った音にするヘッドホンタイプ機能追加
・ヘッドホン接続:ミニステレオ端子&標準端子に対応(今までは標準だけ)
・レッスン:ショパンワルツ集全曲追加
・100パターンのリズム搭載
・ディスプレイ表示が日本語に
・ラインイン録音が可能になった
・コンサートチューナーをipadアプリで操作
----------------------------



関連記事
[ 2015/03/30 01:17 ] ピアノ日記 | TB(-) | CM(10)
バーバラ様へ
電子ピアノは高い買い物ですし、数年間毎日使うものですから慎重にもなりますよね。
鍵盤やデザインなど、お子様と相談してお気に入りの1台が見つかると良いですね^^
[ 2015/05/10 10:57 ] [ 編集 ]
ありがとうございます。
「音域別ハンマーウェイト」について質問をさせていただきました、バーバラと申します。
不慣れでSECRET投稿にしておきながらアドレスをお伝えしておらず、大変失礼致しました。

早速のご丁寧なご回答をいただきまして、誠にありがとうございます。

第一候補はca67で心が傾いているのですが、当方にとっては大きい買い物ですので、色々納得してからと思い、細かい内容を不躾にもお聞きしまして恐縮です。

子どもの練習にスタジオで生ピアノを弾くことがあるのですが、生ピアノでは高音低音の鍵盤の重さが実感でき、YAMAHAのCLP585(88鍵リニアグレードハンマー)でも重さの違いが店頭試弾で実感できたので、私がピアノを弾けない、知識がないことともあいまって、ca67ではどうなのだろうかと不安に思った次第です。

音域別の重さの違いはそれほど重要ではないともお聞きしまして少し安心しました。
ご教授いただきました内容をまた試させていただき、決めたいと思います。

お忙しい中にお時間をいただき、ご教授いただきまして本当にありがとうございました。
[ 2015/05/09 21:07 ] [ 編集 ]
匿名様へ
ご質問頂きありがとうございます。
お返事用のメールアドレス等の記載がありませんでしたので、こちらにて回答させて頂きます。


先に結論から言いますと、「音域別ハンマーウェイト」に関しましては実際に高音域と低音域では鍵盤の重さは違います。
何かの曲を演奏中に体感出来るほどのレベルではありませんが、「本当に重さが違うのかな?」と確認しようとすれば分かるレベルです。
質問者様は恐らく単音でポンポンと叩いたり、和音でジャンジャン叩き比べられたのではないでしょうか。
このやり方だとなかなか高音域と低音域の重さの違いを体感できないと思います。

以下の方法で試して頂くと違いを実感出来るのではないかと思います。
音を消すか電源を切ります。右手だけで試して下さい。手首や腕の角度は同じになるように弾く位置は調整して下さいね。
白鍵だけで構いませんので、まずは一番低音域のラシドレミレドシラを出来る限り速いスピードで繰り返し弾きます。但しがむしゃらに速く弾くのではなくレガートで粒を揃えてきれいにです。この後で高音域で同じ事を試して頂ければ「あ、軽くなって弾きやすいな」というのが分かるのではないでしょうか。

この「音域別ハンマーウェイト」がそこまで重要な機能とは思いませんが、無いよりはあった方が良いと思いますし、そこまで拘って作っているんですよというメーカーの姿勢ですかね。

ちなみに余談ですがローランドなどの電子ピアノにはキータッチの重さを100段階で変更出来る機能(キー・タッチというボタン)が付いています。これは当然ですが実際の鍵盤の重さが変わっている訳ではなく、音の明るさなどの音色や音質、そして最大音量と最低音量を変化させる事で「重くなった気がする」というものです。これは実際の生ピアノでも起こり得る現象で、実際には最大音量と最低音量の差があまりないピアノであったにも関わらず、強く叩いても大きい音が出ない為に「今日のピアノは鍵盤が重かった」と錯覚したりするのです。意外と人間の感覚は当てにならないんですよね~w

また何かありましたらお答え出来る範囲であれば回答しますので遠慮なく仰って下さい。
良い買い物が出来ると良いですね^^
ではまた。
[ 2015/05/08 19:47 ] [ 編集 ]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2015/05/08 12:48 ] [ 編集 ]
Yukinagiさんへ
こんばんは^^
5時間といっても2回に分けてですのでそこまで凄くはないんですけどもw
それにしても私が弾いている間、殆ど他のお客さんが来なかったのを見ると、電子ピアノっていうのは場所を食う割に利益にならない商品なんだろうな~なんて感じました^^;


>つい最近、CA67を購入しました。実際に購入して2週間ほどですが、ゼロシンさんの書かれているとおり、タッチと、欲しかった音色には、すこぶる満足しております。

CA67ご購入おめでとうございます!!
演奏も聴かせて頂きました。とても澄んだ音ではっきりしていますね。これで満足しなかったらバチがあたりますよ!w
なかなかのお値段で一決心だったとは思いますが、最高クラスの機種だと思いますので元を取り返すつもりで思いっきり弾き倒してあげて下さい!
あと今度は猫ちゃんたちにシーッされない様に気を付けて下さいね~^^;


>以前の機種が、ローランドのFP-7Fで、それも当時は最高のコスパと言われていたのですが、それよりもさらに格段に良いタッチと感じております。

ローランドもこの辺りの機種だとしっかりしたタッチと音色でしょうね。
ただ私はローランドは音の響き方が綺麗すぎて逆に弾いていて不思議な感じがしてしまいます。これも好みの問題でしょうけれども。


>一番最初に買ったCASIO Privia PX-720は、鍵盤の底打ちにより、腱鞘炎になったり、短鍵盤のために鍵盤の傾斜が気になり、

カシオはプラスチック感がありますよね。底打ち感もよく分かります。
あれは腱鞘炎になるし指の関節も痛めるし、値段だけで選ぶと後悔しますね・・・^^;
カシオは利益率が高いらしく、お店の人が子供連れを見ると積極的に薦めてくる困ったちゃんですね><;
音は綺麗だから演奏を聴かせまくれば何とか売れちゃうんですよ。本当は子供にこそ弾かせたくないのですが・・・


>ここ6年ですごい進歩を遂げていると感じます。今後も、期待大です。
>また、なんらかの機種を試弾されましたらレビュー期待しております。

本当にすごい進歩ですよね。
現時点では本当に興味ある機種はカワイのCA67/CA97くらいなのですが、今後ヤマハなどからも素晴らしい機種が出てきたら嬉しいですね。
その時はまた熱くレビューさせて頂くかもしれませんw
[ 2015/04/09 21:17 ] [ 編集 ]
5時間の試弾に、やはり笑ってしまいました。このレビューといい、すごいボリュームで。
デジピ新調を考えている人にとても参考になるレビューと思います。

つい最近、CA67を購入しました。実際に購入して2週間ほどですが、ゼロシンさんの書かれているとおり、タッチと、欲しかった音色には、すこぶる満足しております。
以前の機種が、ローランドのFP-7Fで、それも当時は最高のコスパと言われていたのですが、それよりもさらに格段に良いタッチと感じております。
一番最初に買ったCASIO Privia PX-720は、鍵盤の底打ちにより、腱鞘炎になったり、短鍵盤のために鍵盤の傾斜が気になり、黒鍵はすべりやすかったり、手前の方でばかり弾くことになり、弾き難かった頃を思い出します。打鍵音もガタガタとすごかったですし。
CASIO Privia PX-720→→Roland FP-7F→→KAWAI CA67と、ここ6年ですごい進歩を遂げていると感じます。今後も、期待大です。また、なんらかの機種を試弾されましたらレビュー期待しております。
[ 2015/04/08 17:18 ] [ 編集 ]
くろねこさんへ
くろねこさん、こんばんは~(´∇` )

>5時間ほど試奏って・・・5時間!?(笑)

最近あまりピアノを弾いていなかったせいか、弾き始めたら時間を忘れてガンガン弾いてしまいましたw
電子ピアノがずらりと並んだ売場で弾くと、いつもと違う気持ちで弾けて良いですね~^^


>私もデジピは元々カワイなので、次もカワイにしようと思っているのです(=^・^=)
でも、最近音が出なくならないんですよね。20年物なんですが。

20年前の電子ピアノですかー、ちょっとどんなタッチなのか、どんな音が出るのか興味深いので弾いてみたいですね~
今のとはやっぱり大分違うのかな?
音が出なくなってしまったデジピというのもなかなか渋くて味わい深いですね(゚・゚*)
それだけ長く持っていると愛着も湧いちゃってますよねw


>また音が出なくなったら、すぐにでも考えなければならないところですが、
>ゼロシンさんのレポ熟読して、ゆっくり考えま~す♪

必要に迫られたらまたゆっくり考えれば良いですよ^^
ご近所と音のトラブルとか、昼間弾く時間がなくなっちゃったとか・・・まぁそうならないのが一番良いんですけども、なかなか現実は厳しいですからね~^^;
[ 2015/04/02 00:35 ] [ 編集 ]
5時間ほど試奏って・・・5時間!?(笑)
お蔭様でとっても勉強になりました。ありがとうございます。
私もデジピは元々カワイなので、次もカワイにしようと思っているのです(=^・^=)
でも、最近音が出なくならないんですよね。20年物なんですが。
また音が出なくなったら、すぐにでも考えなければならないところですが、
ゼロシンさんのレポ熟読して、ゆっくり考えま~す♪
[ 2015/04/01 00:58 ] [ 編集 ]
Sleepingさんへ
こんばんは~^^
こんな長くなるつもりじゃなかったんですけど、書き始めたら熱くなってしまいました(〃'∇'〃)ゝ


>音色のSKシリーズやベーゼンなどは、ちょっと聴いてみたいものです。

ヤマハの「CLP-585B」は昨年の5月頃に発売してますのでお近くの楽器屋さんや家電量販店に行けば置いてあると思います。
CA67/97もそろそろ展示が始まっている頃じゃないかと思います。
時間があれば触ってみてはどうでしょう。なかなか試奏も楽しいですよ~^^


>そもそもベーゼンは、私が知ってる数台で全然音が違うので、そもそもどういう特色なのかがイマイチ分からないんですよ。
>先日シベリウスの本番を弾いたある小ホールのインペリアルは最高でした。

うぉー、インペリアル弾いてきたんですか@@;羨ましい><b
インペリアルを置いてあるその小ホールも凄いですね!確か現在でも2000万円近くするベーゼンドルファー最高峰のはずですが・・・低音部にある9鍵の黒い鍵盤叩いてみましたか?w
同じメーカーのグランドでも音って全然違いますよね。例えばベヒシュタインとかは1930年以降、大ホール向けのグランドを作り始めた頃から「ベヒシュタインらしさが消えてスタインウェイ化した」と言われていますが大ホール向けピアノを作らざるを得ない波はベーゼンにもあったんでしょうね。


>ヘッドホン選びはかなり苦労しました。
>モニター用というのがあるのを初めて知りましたが、全然違いますね。

そうですね。電子ピアノのヘッドホンって何が良いのか今一つ分かり難いですがモニター用ヘッドホンはどちらかというとDTMとかコンピューターミュージック系のメーカーが強い気がします。ローランドとかソニーとか、あとはマイクメーカーのSHUREとかもですね。先日私がCA67で試奏した際にはローランドRH-300を貸して頂きました。大変素晴らしい音色でビックリしましたがイヤーパッドが厚みが凄すぎて圧迫感があるのと、夏とか汗で凄い蒸れそうでしたε-(´o`;A
大体1万円~2万円してしまいますがリスニングヘッドホン買って後悔する位なら始めからモニターヘッドホンの方が良いかもですね^^;


>考えてみたら夜中デジピで練習すると肩がこるのは多分そのせいかも・・とこれを読んで気付きました。

あらら、肩こりますかー><;
足が伸ばせないから体重が腰とか上半身に掛かっちゃってるのかもしれませんね。


>デジピは結構突然ぽっくり逝ってしまうようなのですが、カワイのこのシリーズはそうでもないのかな。

デジピは突然ぽっくり来ますよね。カワイのCAシリーズはどうなんでしょうね~
いきなり一部の鍵盤がパカパカ言いだしたり、音が鳴らなくなったり。(前のヤマハデジピがそうでした)
昔は弾いた鍵盤が上がってこないなんて事もあったみたいですが、最近のハンマーアクション式ではそういう事はないんじゃないかなw


>また数年後にはとんでもなく良い製品が出てくるでしょうから、寿命になった頃に買い換えるのも、楽しみがあっていいかもですよ。

そうですね。そういえばボコボコになるまで弾き込んでやろうってつもりで買ったんでした。
まだまだ現役で頑張ってもらうとしますかね~(^○^)
[ 2015/03/31 01:51 ] [ 編集 ]
あまりの詳細レポに、笑ってしまいました~(*´∀`)
これは、デジピ選びをしてる方には耳寄りの情報でしょうね。

音色のSKシリーズやベーゼンなどは、ちょっと聴いてみたいものです。
そもそもベーゼンは、私が知ってる数台で全然音が違うので、そもそもどういう特色なのかがイマイチ分からないんですよ。先日シベリウスの本番を弾いたある小ホールのインペリアルは最高でした。あんな音が出るなら、楽しいでしょうね~~

ヘッドホンアンプというのがついたのですね。そんな世界があることも知りませんでしたが、ヘッドホン選びはかなり苦労しました。通常の音楽用のヘッドホンを気軽に買ってしまったところ、音がもやって気持ち悪くて使い物になりませんでした。モニター用というのがあるのを初めて知りましたが、全然違いますね。立体的に聞こえるというのが面白そうで、一度体感してみたいです。

ペダルの位置のことは、全然考えていませんでしたが、考えてみたら夜中デジピで練習すると肩がこるのは多分そのせいかも・・とこれを読んで気付きました。椅子のせいかと思ってましたが(確かにイマイチな椅子ですよね笑)、奥行きがないからなんですね!

いやぁ、読み応えありました。さすがゼロシンさんですね!
デジピは結構突然ぽっくり逝ってしまうようなのですが、カワイのこのシリーズはそうでもないのかな。また数年後にはとんでもなく良い製品が出てくるでしょうから、寿命になった頃に買い換えるのも、楽しみがあっていいかもですよ。
[ 2015/03/30 11:16 ] [ 編集 ]
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